婚外恋愛=セカンドパートナーは私を満たしてくれるのか?

今も昔も、結婚相手以外との異性関係は様々なかたちで存在します。人はなぜ、婚外恋愛を必要とするのでしょうか?

今回は、数年前から話題になっている「セカンドパートナー」という新しい婚外恋愛の形を探ります。

 

■セカンドパートナーとは?

コトバンクで調べると、セカンドパートナーとは既婚者が配偶者以外の異性と、友人より深く不倫関係より浅いと自認するつながりをもつこと、またはその相手のことを指します。2015年中頃から各メディアに取り上げられ、この言葉が広まったようです(知恵蔵miniより)。

 

■不倫との違いは?

不倫との決定的な違いは、セカンドパートナーの関係性には性的関係が基本的にないということです。恋愛感情はあっても、つながりは肉体ではなく心を中心に築くのです。セックスフレンド(セフレ)とは対極に位置するもの、という言い方もできます。

 

■「友達以上、不倫未満」

セカンドパートナーという関係の実際は、「友達以上、不倫未満」秋山謙一郎 に詳しく実例が紹介されています。

お互いの配偶者に求めても決して得られないものを補ってくれる存在、また、配偶者にも親兄弟や親友にも話せないことを打ち明けられる存在として、セカンドパートナーが重要な役割を果たしています。

もしお互いの配偶者と離死別して自分たちが残ったら、そのときは結婚してもいい、と考えるセカンドパートナー関係も少なくないようです。

 

■法的な問題は?

セカンドパートナーという関係について、「これって結局不倫と同じ不貞行為なのでは?」と考える人もいるはずです。果たしてどうなのでしょうか。

不貞行為とは、「一夫一婦制の貞操義務に忠実でない一切の行為」で、裁判では「配偶者のある者が、自由意思で、配偶者以外の異性と肉体関係を結ぶこと」とされています。

不貞行為の範囲には、セックス以外に、オーラルセックスやペッティングなどのセックス類似行為も含まれています。キスや手つなぎ、ハグは不貞行為には該当しないとされていますが、厳密な線引きはなく、ある行為が不貞行為に該当するかどうかは、個々の事例状況と頻度に応じて決められます。

セカンドパートナーとの関係性によっては、ちょっと黒に近いグレーかもしれません。

不貞行為をされた側は、夫婦で平和な共同生活を送る権利を侵害されたことになり、民法第709条(不法行為による損害賠償)を法的根拠に、不貞行為をした側とその相手に対して損害賠償を請求できます。ただし、夫婦関係が破綻した後に不貞行為が始まった場合は配偶者の利益の侵害にならないので、夫婦間及び不貞行為の相手に対する慰謝料支払い義務は発生しません。

 

■セカンドパートナーのメリット

セカンドパートナーを得ることで、得られるメリットをまとめてみます。

  1. 夫婦・家庭が円満になる

セカンドパートナーと過ごすことで心が満たされ、日頃のストレスも軽減されることによって精神状態が良くなり、家族に笑顔を向けられ、結果として家庭が円満になるでしょう。

  1. 自分磨きができる

日常で出会わないような相手とのやり取りの中で、新たな価値観に触れたり、視野を広げたり、知識を深めたりする機会が得られます。2人で会う日のために美容に気をつかうこともあるでしょう。

  1. 心に余裕がうまれる

何かがあったときに、信頼してどんなことでも話せる相手がいると思えることが心の支えになることでしょう。

 

■セカンドパートナーのデメリット

一般的には認知度の低いセカンドパートナーという関係性。そのデメリットにはどんなものがあるでしょうか。

  1. 周囲の理解が得られにくい

セカンドパートナーという関係の考え方は、誰もが認知しているものではありません。自分のパートナー、友人に理解してもらうのは難しいかもしれません。たとえ肉体関係がないとしても、恋愛感情がある以上は不倫とみなされることもあるでしょう。

  1. お金がかかる

一度のデートでかかる費用は、飲食費やホテル代(人目につかないよう、ホテルで密会する事が多い)などを含め、平均して2-3万円程度が相場のようです。会う頻度が高くなると、それだけ費用もかかります。

  1. 離婚に発展する可能性がある

セカンドパートナーとの仲が深くなりすぎて家庭がおろそかになった結果、離婚につながる場合もあるようです。肉体関係がなかったとしても要注意すべき点でしょう。

 

■セカンドパートナーをつくる方法

セカンドパートナーとの出会い方には、いろいろな方法があります。職場、趣味のスクール、バーなどや、以前から友達関係にあった相手がセカンドパートナーになる場合もあります。同窓会がきっかけになることも多いといいます。

また、最初からセカンドパートナーを探していることを前提にSNSやマッチングサイトで相手を募集したり、既婚者限定の合コンやパーティーに参加する方法もあります。

 

■セカンドパートナーと理想の関係を築くために

最も重要なのは、自分がセカンドパートナーという関係に何を求めているかを明確にしておくことです。同時に、相手との考えを一致させておくことも必要になります。

例えば「肉体関係を持つ気はない」「今の家庭を壊す気はない」という意思表示をしっかりとしておかないと、自分はそのつもりでも相手の認識が異なるためにトラブルが生じかねません。

理性を保つことも大切な要素です。長く一緒にいるうちに情がわき、流されて泥沼にハマっては元も子もないことです。

「友達以上、不倫未満」秋山謙一郎 では、関係がうまくいっているセカンドパートナーの特徴に「自立」と「自律」を挙げています。セカンドパートナーに決して依存せず、自立していること。また、セカンド・パートナーはもちろん、自分のパートナー、相手方のパートナーにも迷惑となるような行動を起こさないよう、感情のコントロールができる成熟した精神を持ち合わせた大人であること──。

 

■満たされる関係を求めて

あなたはいま、パートナーとの関係に満足していますか?

縁あって出会ったいまのパートナーと最後まで2人で添い遂げる・・というのは表現上は美しいですが、2人の間にある溝や隙間に無理矢理フタをしていないでしょうか?そもそも「恋愛」と「結婚」は結びついているものなのでしょうか?

心と身体と魂と、全部で繋がれるたったひとりの人がいたら理想ですが、なかなかそうはいかないもの。満たされない部分を新たな関係で補いたいと思うことは、自然の欲求ではないでしょうか。

 

自分もパートナーも幸せになれる関係性は、ひとつではないのかもしれません。



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