丹羽咲江先生(産婦人科医)による“膣圧測定のススメ” アソコの緩さが気になってませんか?

“女性がイキイキと主体性をもって人生を歩めるように”を診療モットーにしている、愛知県名古屋市内「咲江レディスクリニック」の丹羽咲江院長。通常の婦人科系の診療だけでなく、セックスの際に痛みが生じる“性交痛”の相談や治療を行っています。

 そんな丹羽先生の元には「夫からアソコが緩いと言われた」と相談にやってくる女性も多いようです。また、誰から言われるでもなく「もしかしたら私は緩いのかもしれない」と案じて相談にやってくる場合もあると言います。

 私たち女性にとって、アソコの締まりというのは、男性がアソコのサイズを気にするのと同じくらい、実は誰にも聞けないけど気になっているのではないでしょうか。

――丹羽先生、女性患者さんでアソコの緩さを気にされている方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

丹羽咲江(以下、丹羽) 毎週7,8人はいらっしゃる印象です。特に、出産経験のある方で、産後、ヨガをしたり腹筋をしたりと、あらゆる努力をしたものの尿漏れするようになって困っているとか、湯船に浸かった後に膣からお湯が出てきて恥ずかしいだとかですね。年代は20代から40代の出産経験のある方が多いですが、パートナーに「緩いから締めろ」と心ない言葉を言われて傷ついた女性もいらっしゃいます。私もかつて元夫からそのような言葉を言われ、傷ついたことがありましたよ。

 

――それは傷つきますよね。一番心に突き刺さります。でもなぜ、産後、膣は緩むのでしょうか?

丹羽 帝王切開ではなくて、子どもを膣から産んだ場合は緩くなって当然で、産前のように完全に戻ることは難しいのです。膣壁と膣まわりの骨盤底筋群などの筋肉が引き伸ばされて膣の内部が広がると、締める力が低下します。また、女性ホルモンバランスの急激な変化によって様々なトラブルにも見舞われます。

 

――では、出産を通して完全に膣が戻らないにしても、何かトレーニングで改善することは可能なのでしょうか。

丹羽 排尿する際に尿を止めて5秒間キープするだとか、普段、歩いている時や座っている時でも、どんな時でも肛門を締めるように意識をするだとか、普段からできることは色々あります。また、仰向けになって排尿を途中で止めるような意識をして5〜10秒キープして、その後、5〜10リラックスする動きを10回程度行う“ケーゲル体操”などもあります。

 

――自分が緩いかどうか、確認する術はあるのでしょうか。

丹羽 ありますよ。私のクリニックでも、骨盤底筋運動具「Miz Cure」という医療器具で膣圧を(mmHg)で測る診療メニューがあります。

この器具では、その膣圧を維持できた時間を秒単位から測れるというもの。膣の緩みは何も経産婦だけに限った話ではなく、20代でも過度なダイエットで膣圧が下がることもあります。平均的な膣圧20〜25 mmHgほどが好ましいです

 

――ちなみにオナニーやセックスをすることで膣圧には変化はあるのでしょうか。

丹羽 もちろん関係があります。自分の指を膣に入れてみて、膣を収縮すれば、どのように絞まるかの感覚が掴めると思いますから、まずは自分の膣に指を入れてみるのは良いのではないでしょうか。また、性的にアクティブな人は膣圧が高い印象です。

 

――性的にアクティブとは、例えばどのようなことでしょうか。

丹羽 実はこれまでAV女優さんの膣圧測定を行なったことがあります。彼女は「セックスが好きで楽しんでいる」と言っていました。いざ膣圧測定を行うと平均膣圧20 mmHgを大きく上回る50mmHgを記録して大変驚きました。

これは、ただセックスの回数を重ねているからではなく、セックスする時に『自分も気持ちよくなろう』と意識していたり、無意識で楽しんでいたりしているからこそ、膣は絞まるのです。充実した性生活は、膣圧を上昇させる効果があるのです。

 

――ちなみに先生がお持ちの骨盤底筋運動具「Miz Cure」は一般人も手に入れたりできるものなのでしょうか?

丹羽 これは医療器具で15万円近くしてしまいますが、今ではもう少し安価な膣圧器具もあると思いますよ。普段から膣圧測定を行なっていれば、自分の膣圧がわかって良いかもしれませんね。ただし、あまりに神経質になるのもよくないですから、基本的には性生活を楽しむことが一番だと思います。

 

丹羽先生、ありがとうございます!
というわけで、我らが大人のおもちゃ“エムズ”広報の八十島理沙さんに、一般的に入手しやすい膣圧測定器について伺いました。

 

八十島理沙 もちろん膣圧が計れるグッズはありますよ。だけど、こちらは主に膣トレしながら気持ちよくもなれるバイブ的要素が強いですね。

エアビー フェミメイト iOS/Android』はエムズのオンラインショップで購入可能です。こちらはバイブレーションに合わせて膣を緩めたり絞めたりを行いながら膣圧が計れ、その記録もできます。まさに女性がいる一家に一台、膣の健康も保てて女性としての自信もつくと思います!

 膣圧測定は今や様々な婦人科系クリニックで行なっていますので、是非とも一度チェックされてみては?

 

 

●丹羽咲江
名古屋市立大学医学部卒業。国立名古屋病院勤務(現名古屋医療センター)や名古屋市立城北病院勤務(現名古屋市立西部医療センター)勤務後、2002年、咲江レディスクリニックを開院。

咲江レディスクリニック【http://www.sakieladiesclinic.com/





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