藤井雅子先生(公認心理師)がお答えします!「セラピと女性客におけるSNS上の良い関係性とは?」

今回は女性向けのセラピストと利用するお客様にとっても、とてもセンシティブなテーマ。だからこそきちんと考えたいことです。

女性向けを利用する際、セラピストにTwitterのDMでやり取りをしたり、リピートしている間柄の場合はLINE交換などをしている場合もあるかと思います。

このようなメッセージは不思議なもので、相手との距離が縮まったようにも感じてほっこりしたり、逆にそのやり取りに苦しんだりモヤったりすることもあるものですよね。

女性向けを利用する上で、TwitterやLINEなどのSNSとどのように向き合い、上手に使っていくべきか? 

自身のカウンセリングルームだけでなく、渋谷の某クリニックで8年間、非常勤として務めた公認心理師の藤井雅子先生に、女性客とセラピスト間でお互いにSNS疲れが起きないためにはどのような心がけが必要か、伺いました。


――先生の元にもSNS疲れを訴える方はいらっしゃったりするのでしょうか。

藤井雅子(以下、藤井) 私は2012年から約8年、渋谷の某クリニックで心理士として非常勤で働いていました。渋谷という土地柄からか、風俗嬢の方がホストに惚れ込み、関係が上手くいかないことを訴えるケースも珍しくありませんでした。その中で“LINEの返信がこない”や “LINEで気持ちを繋ぎ止めたいが、どうしたらいいかわからない”というご相談もよく伺いました。

また、私のカウンセリングルームでは、関係は違えど“上司からのセクハラ的な誘いをLINEで受けて困っている”とか“女友達や恋人同士、グループトークなどのやりとりに傷ついた”などの相談も多いです。

 

――ではなぜLINEではそのようなトラブルが起こってしまうのでしょうか。

藤井 そもそもLINEというのは連絡手段のツールの一つに過ぎないのですが、時間や都合を問わずにやりとりできるものであるがゆえに、人によっては連絡を取るだけでなく“心を通わせるツール”であると思ってしまうからだと思います。

 

――確かに「おはよう」「おやすみ」だとかの挨拶をし合ったりもできるから、なんとなく心を通わせているように思ってしまいますね。

藤井 もちろん対面しなくても挨拶できる便利なツールですが、そのやりとりだけで人間関係を築いたり深めたりしようとするのは期待しすぎです。「おはよう」や「おやすみ」を何度やりとりしたところでお互いへの理解が深まるものではないということです。

 

――では、女性客とセラピスト間のTwitterのDMやLINEはどのように使うのが良いのでしょうか。

藤井 お客とお店の間柄なので、あくまで予約のやりとりか、あるいは予約前の質問に止めるのが良いと思います。

 

――なぜ、それに止めた方がいいのでしょうか。

藤井 とくにTwitterのDMのようなものは一つの受信箱に多くの女性客からのメッセージが届くと思うので、それを全てチェックするだけでも相当な労力になりますし、そのメッセージをチェックする時間はセラピストの方からしてみたら無償ですよね。予約に関する質問であればサービスを提供する者として喜んで受けられると思いますが、それ以外の感情的なメッセージは、正直、嬉しいものではないように思います。

 

――それはそうですよね。一部のセラピストからは「DMやLINEのやり取りだけでも相当な労力である」ことを聞いたことがあります。

藤井 そうだと思いますよ。セラピスト側からしてみたら、女性客に来て欲しいから丁寧に対応する、つまり仕事の営業ですから、疲れて当然だと思います。

 

――予約や予約に関連した連絡以外は、極力しない方がいいのでしょうか。

藤井 送る側からしたら、メッセージを送るということはどんな手段であれ返事を待ってしまいますよね。でも、送られた側からしたら、事務的に返事ができないようなメッセージへの返信はとても厄介かつ面倒です。場合によっては、返事をしないかもしれません。また、そうした面倒なメッセージを送ってくるお客さんへの印象は当然悪くなります。
 なので予約や予約に関連した連絡以外はしないことに越したことがないと思うのです。 

――既読未読、そして返信が来る来ない。いろいろ気にならないためには、連絡手段以外何も送らないことが一番であると。

藤井 極論を言ってしまえば、そうだと思います。また、用件のないメッセージの既読未読が気になるということは、依存しやすいタイプなのかなという気がします。依存しやすいタイプの方は、その人間関係における立場や役割によってどの程度の距離感が適切なのかがよくわからないのだと思いますが、セラピストとお客様という関係である以上は、お互いの節度を持って付き合うことが一番なのではないかと思いますね。

 

――また、セラピストにガチ恋してしまって、ハッピーな反面、モヤったり苦しんだりする女性客の事例も少なくはありません。どうしたらいいでしょうか?

藤井 誰かを好きになったりする気持ちは自由だし、ご本人が幸せな気持ちになるなら、それに越したことはありません。でも、モヤるだけならともかく苦しいのは問題ですよね。やはりあくまでお金を払って接客サービスを受けているのだと自らに線引きをする意識が大事なのだと思います。

 

――その線引きとは、大体どのくらいの目処のことを言うのでしょうか。それがなかなか上手くできない女性客も多いのだとは思います。

藤井 その目処を日数で例えるならば、サービスを受ける前日から当日、そして翌日の3日くらいの間、そのセラピストと過ごした時間にうっとりしたり、思い返してみるのはいいと思いますが、それ以上、引きずるようであれば、それは線引きできてないと言えます。また、返事がないのに連続して発信し続けることも避けたほうがいいでしょうね。

 

――どんな目的で女性向けを利用するかはお客様それぞれ違いますが、日常生活とのメリハリをつけることが大事なのでしょうね。

藤井 そう思います。女性向け風俗のようなサービスはあくまで日常的なサービスというより非日常的なサービスと捉えることがいいように思います。あるいは、非日常的とまで捉えずとも、先ほども申し上げたように、あくまでお金をかけて受ける接客サービスであると捉え、特別な時間を過ごしているのだという日常生活とのメリハリをつけることです。例えば、高級エステだと割り切ってしまうとか。

 

――あ、自分は依存タイプかも!って自覚があるなら、余計にメリハリを意識するといいかもしれませんね。

藤井 はい、自覚があるならなおさらですね。女性向け風俗に関わらず、何かが好きで夢中になる思い、それ自体は全く問題ありません。しかしそれが度を越すと執着に変わります。執着があると、自分の思いのままに生きられなくなり、自分で自分を苦しめることになります。

何かを好きになったり夢中になることは良いことで、そこから得られるものは“良い思い出”だけであるべきだと思います。それ以外のモヤモヤする思いだとか苦しい思いが生じるようなら、一旦は離れてみるのも良いかもしれませんね。何よりも貴女が稼いだり貯めた大事なお金を費やしてまで受けるサービスなのですから。


藤井先生は「大事なのは自分らしくハッピーに生きることですよ」と仰いました。そうです、女性向け風俗こそ、すべての女性が自分らしくハッピーに生きるためのキッカケになり得るサービスなんですよ〜。なんとなーく溜まったムラムラが発散されたり、ときめいて綺麗になったり。貴女の心にも体にも良いサービスであることを願うばかりです。

 

藤井雅子
『メンタルエステ ココロの部屋』https://www.mental-room.com/
東京都港区白金台のカウンセリングルーム
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定休日:不定休



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