性病検査はして当然!の時代に──性感染症を正しく恐れる

皆さんは「性感染症」いわゆる「性病」のことをどのくらい知っていますか?また、性病の検査を受けたことはありますか?性病にかかったことは・・?

このたびkaikanでは、すべての女性が安全に女性向け風俗店を利用できるようにとの思いから、セラピストランキングページと個人ページに「性病検査」の情報が確認できるよう、新たにアイコンを追加しました。※各店舗に告知されたばかりなので、情報は今後随時更新されます

今回は、初めて女性向け風俗を利用する方はもちろん、既に利用している方にもいま一度読んでいただきたい、「性病」に関する情報をお届けします。

 

性病の何が怖いのか

先日kaikanの写メ日記で「性病の恐ろしさ」と題した日記がアップされ、Twitterでもたくさんの「いいね」がついて話題となっていました(2020年7月8日付 森月大智@写メ日記

森月さんは、性病の恐ろしいところは「自覚症状がない病気がある」点だと書かれています。その他には、

 ○症状がなくても感染している可能性もある

 ○一度治っても、何度でもうつるものもある

 ○治療しない限り治ることはない

 ○治療しないでいると、症状が重くなったりすることもある

 ○妊娠中にかかっていると、お腹の赤ちゃんに感染する可能性があるものもある

など、知らないと後で怖いことが色々あります。

 

性病の種類と各部に出る症状

<性器に出る症状>

○梅毒:しこり、ただれ (痛みかゆみなし)

初期には感染部位にしこりができることがあるが、気がつかないことが多い。しかし、感染から3か月ほどで特徴的な発疹、3年ほど経過すると「ゴム種」と呼ばれる肉芽腫ができたり、神経が侵されたりすることがある。ここ数年、爆発的に患者数が増加。とくに20代前半の若い女性での感染拡大が問題になっている。

 

○淋菌感染症(淋病)

男性→排尿時痛、膿尿

女性→おりもの、不正出血

男性は性器から黄色のうみが出ることが多いが、女性は自覚症状に乏しい。菌が骨盤内に侵入した場合、腹膜炎を起こすことも。

 

○性器クラミジア

男性→排尿時痛、尿道搔痒感

女性→おりもの、不正出血

日本で最も感染者の多い性感染症。感染しても無症状のことが多い。不妊症の原因になることも。

 

○性器ヘルペス:不快感、かゆみ、痛み、水疱、びらん

性器に水ほうができる。ヘルペスウイルスは一度感染すると神経節に潜伏し、再発しやすい。

 

○尖圭コンジローマ:性器や肛門にカリフラワー状のいぼ・できもの。通常、痛み・かゆみなし

性器にイボができることがあるが、自覚症状がない場合も多い。

 

○トリコモナス

男性→無症状が多い 排尿時痛、頻尿

女性→おりもの増加・臭い、かゆみ

 

○性器カンジタ

男性→無症状が多い かゆみ、水疱

女性→外陰部のかゆみ・発疹、おりもの増加(白、ヨーグルト状、かたまり)、性交痛

 

<口の中に出る症状>

○梅毒→ただれ (痛みかゆみなし)

○淋菌感染症(淋病)→喉の違和感、症状がないこともある

○性器ヘルペス→水疱、びらん

 

<皮膚に出る症状>

○梅毒→手のひら、足の裏、全身に発疹

 

<その他の症状>

○梅毒→リンパ節のはれ、視力低下、心臓・血管の病気、神経麻痺、認知症

○淋菌感染症(淋病)→直腸では自覚症状が出にくい

○性器ヘルペス→発熱、リンパ節のはれ

○B型肝炎→急性肝炎(発熱、だるさ、黄疸)、慢性肝炎

○A型肝炎→だるさ、発熱、吐き気、嘔吐、黄疸

○HIV感染症→発熱、咽頭痛、筋肉痛などインフルエンザのような症状

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染後、数年~10年以上の症状のない期間を経て、AIDS(後天性免疫不全症候群)を発症する。現在は治療薬があり、薬をのみ続けながら日常生活を送ることができる。

 

風俗現場における性病の実態

messy 夫の風俗通い発覚で「性病検査させるべき」!? 現役風俗嬢が語る風俗業界の性病のリアルによると、お店や業種によって検査や完治のチェックが厳しかったり緩かったりするといいます。

実際、風俗で働いていると性病にかかる機会が多くなりますが、風俗嬢自身、性病になったら仕事ができなくなるため、予防意識をしっかり持っているそうです。個人差はありますが、そこに対する危機感は一般人よりあるかもしれない、とこの記事に登場する風俗嬢は語ります。ちなみに、彼女は風俗のお仕事で性病にかかったことは無いそうです。

性病にかなり気をつけて仕事をしている人もいますが、全員がそうではないようです。「激安店とかだと、性病に対する危機感が欠如している風俗嬢もいると聞く」。女性向け風俗でも同じような状況かもしれません。
 

性感染症の感染経路と防ぐ方法

性感染症というと、性行為(性器と性器の結合)でうつると捉えられがちですが、実はほとんどの性感染症はオーラルセックスによって、口や喉の粘膜からも感染するといいます。特にクラミジア、ヘルペス、淋病、梅毒は要注意です。現在、クラミジアと淋病は4割がオーラルセックスからの感染と言われていて、国も啓発に力を入れています。

 

性感染症を予防するにはまず検査を受け、必要に応じて治療を受けることが大切です。その上で、性行為をするときは最初から最後まできちんとコンドームを使用します。コンドームは性感染症予防の最大の武器になるのです。ただし、性行為の「途中」で装着しても、性感染症予防にならないので注意。また、すべての性感染症を予防することはできません。A型肝炎、B型肝炎ではワクチン接種が有効です。ちなみにピルは避妊のためのもので、飲んでも性感染症の予防はできません。

口や喉の粘膜からの感染を防ぐには、オーラルセックスの時にもコンドームを使用することが必要です。オーラルセックスで使用することを目的とした、様々なフレーバー付きコンドームも市販されています。ただし、オーラルセックスで使用したコンドームには口内や咽の病原体が付着している可能性があるため、性行為のときは新しいコンドームにつけ替えなければなりません。


性感染症の治療

多くの性感染症は、飲み薬か注射で治ります。ただし、喉の粘膜に感染している場合は、性器の場合に比べて少し治療期間が長くかかるそうです。


検査を受ける

性感染症は、検査を受けてみないと感染しているかどうか分かりません。症状がなくても心配なことがあった場合には、検査を受けましょう。

保健所では、HIV検査と梅毒検査を同時に受けられるところが増えています。合わせて、クラミジア、淋菌などの検査を行っているところもあります(地域の保健所により検査項目や費用は異なる)。

何か症状がある場合やその他の性感染症については、女性なら婦人科を受診します。無症状でクリニックを受診すると自費扱いになり、何らかの症状があって受診する場合は保険診療となります。

検査内容は、ほとんどは採血による血液検査ですが、クラミジアや淋菌感染症など病気によっては尿検査の場合もあります。また、患部を綿棒でぬぐって行う検査もあります。

安心して女性向け風俗の施術を受けるために

性病検査を定期的に行い、結果を公表しているお店やセラピストさんを選ぶことは一つの選択肢となるでしょう。また、「安さ」ばかりを売りにしているお店は「安全」をおろそかにしていないかどうか、冷静な目で判断する必要がありそうです。安全があってはじめて、安心して存分に楽しめるはずです。

性行為をする人であれば誰でもかかる可能性がある性感染症。けれども、しっかり検査・治療・予防を行えば、性感染症も恐くはありません。性感染症に対する正しい知識を身につけて、大切な身体を守って楽しみましょう。

 

(参考)

これって性感染症?(厚生労働省)

オーラルセックスの時にもコンドームの使用を!性感染症の予防と対処法(NHK健康チャンネル)



オススメ記事