アダルト業界に生きる女たち!アダルトグッズメーカー営業・堀江もちこ

近年、アダルト業界でいちスタッフとして活躍する女性たちが急増しています。これまでアダルト業界といえば、「怪しい」「恐い」「いかがわしい」など、女性から決してプラスのイメージを持たれていなかった世界でした。しかし現在はその印象も大きく変貌しつつあり、生き生きと働く多くの女性の姿を目にすることができます。


彼女たちは実際にどんな仕事をしているのか?どんな理由で働こうと思ったのか?知られざるアダルト業界に生きる女性たちの本音を聞かせてもらう新企画。第一回である今回は、AVメーカー・TMAとアダルトグッズメーカー・タマトイズの営業であり、『オナホ売りOLの日常』の著者でもある堀江もちこさんにお話しを伺ってきました。



堀江もちこ(@CO_mochi_mochi
AVメーカー・TMA、アダルトグッズメーカー・タマトイズ営業(入社4年)。ライター職、AVメーカー広報を経て現在の会社に入社。著書に『『オナホ売りOLの日常』(光文社)』があり、ブログ「オナホ売りOLの平日」(http://mochi-mochi.hateblo.jp)も執筆中。

■アダルトグッズだったらまた違う活路を見いだせるかもしれない

――もともと、どの様なきっかけでアダルト業界で働くようになったのでしょうか。

私が大学時代にアダルト雑誌のライターをしたというのがこの業界との最初の接点ですね。

――アダルト業界に足を踏み込むことに抵抗はなかったですか?
ライターを始めたのが21歳の時なんですけど、当時はガールズバーで働いていて、お客様に「ライターになりたい」って言ってたら「アダルト雑誌なら紹介きる」って言われたのがスタートだったので……。でも正直、最初はやっぱり抵抗はありました。

――では、大学卒業後はもそのまま出版業界に?
出版ではありませんが、小さな広告代理店でコピーライターをやっていました。その後も何社かライター職を転々としたんですが、どうもライターは自分には合わないな、と。そんな時にとあるAVメーカーの広報募集を見つけまして。そこの社員の方々がメディアで記事を書かれているのも目にしていたので、自分の経歴を生かせる仕事なのかな、と考えて転職しました

――そこから4年前に今の会社にさらに転職されたそうですね。AVメーカーであることは同じ。ただし、違う部分としてこちらではアダルトグッズを扱われているという点がありますが。

インターネットの普及もあり、DVD売れにくくなっているなと感じていたので、グッズも扱うメーカーであれば、違う活路を見いだせるかもしれないと転職を決めました。売り先も違うし、また違った未来が見えそうな気がしたんです。

――こちらでは広報ではなく営業職に就かれていますが、そこにも何か理由が?

TMAに入社する前に入ったAVメーカーでは、広報として入社しました。でも、ちょうど営業が一人辞めることになったので、そのタイミングで営業職に転籍したという形ですね。

――アダルト業界に女性広報さんは比較的多い印象ですが、女性営業さんって本当に稀有な存在ですよね。

確かに、他の会社でも全然いないですね~。たまに入ってきてもすぐに辞めてしまうことが多いです。広報は積極的に商品を店舗に売り込むってことはないんですけど、営業はもうお金を生み出す、売り上げを作るという業務になりますしね。なので、最初のうちは取引先のショップさんからもすぐ辞めちゃうんじゃないかという前提で対応されていたと思います。でも、コツコツと真面目にやっていくことで理解を得られるようになりました。


■女性だからといって大変なことはない

――アダルト業界の営業として、女性ならではの苦悩はありますか?商品を売る時に営業しづらかったりとか……。

それは実はあまりないんですよ。逆にイベントで女優さんの着替えを手伝えたりするので、プラスの要素の方が多いかな(笑)。男女の差みたいなもので損得を感じたことはないですね。実際に男性営業でもそういった商品を必ず使用してるってわけじゃないですから。購入するお客さんだって、その場で使うわけではないですもん。パッケージや商品説明を参考にして買うんだし。営業の立場としては、一般の商材を売るのとなんら変わることない仕事だと思ってます。

――プライベートでの友達にも、この仕事については言ってらっしゃるんでしょうか?

はい。もう、それを告げた上で付き合うようになりましたね。初めて会った人でも、やっぱり「仕事何してるの?」って話にはなりますし。それで嫌だと言われれば距離を置けばいいし。恋人にもし「仕事を辞めろ」って言われたとしても、辞めてまで付き合うほどの人か?っていうのが先に来るでしょうね。

――ちなみにご家族も知ってらっしゃる?

知ってます。特に反対とかもされていません。家族は私が仕事が合わず辛そうにしていたのを知っているので「今、元気に働いているならそれでいい」って感じですね(笑)。

――そして堀江さんといえば、著作である『オナホ売りOLの日常』が大きな話題となりました。

あれを読んで知ってくださった方も多いですね。有難いことに、アダルトショップでもたくさん置いていただいて。すごく嬉しかったです。

 

――それこそ、日本でも数少ないアダルトグッズの女性営業の仕事や生活がとてもよくわかる面白い一冊ですよね。ぜひ色んな人に読んで欲しい!

有難いことに、台湾で翻訳されて発売にもなったんですよ。なので、これから私自身も海外での仕事にも力を入れていきたいなぁって。グッズ自体は海外需要も伸びてますから、今後はそういったグローバルな視野を持って頑張ろうと思っています。



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