アダルト業界に生きる女たち!風俗求人サイト編集者・みやねぇ

近年、アダルト業界でいちスタッフとして活躍する女性たちが急増しています。これまでアダルト業界といえば、「恐い」「いかがわしい」など、女性から決してプラスのイメージを持たれていなかった世界でした。しかし現在はその印象も大きく変貌しつつあり、生き生きと働く多くの女性の姿を目にすることができます。

彼女たちは実際にどんな仕事をしているのか?どんな理由で働こうと思ったのか?知られざるアダルト業界に生きる女性たちの本音を聞かせてもらう新企画。今回は、入店から卒業まで風俗で働く女性にサポーターが寄り添うWebマガジン『みっけStory』編集長であり、高収入求人サイト『みっけ』の編集者として活躍されている“みやねぇ”さんにお話しを伺ってきました。

 
みやねぇ(@mikke_story_myn
風俗キャストのサポートWebマガジン『みっけStory』編集長兼、求人サイト『みっけ』編集者。両サイトには4年前より携わっている。風俗で働く女性たちのバックウランドや働き方などを含めたナマの声を聞き、インタビュー記事として公開。キャストにとって働きやすい環境づくりを目指し、業界の活性化および健全化に尽力し続けている。趣味は超長距離マラソンと筋トレ、阿波おどり、お菓子とお酒(笑)

 

■風俗の求人サイトだとは面接に行くまで知らなかった

――みやねぇさんが携わっている『みっけ』は、どんなWebサイトなのでしょうか。
『みっけ』は女性向け高収入求人サイトで、『みっけStory』はそこから派生しているWebマガジンです。求人『みっけ』の大きな特徴としては、ボリュームのある取材コンテンツ。実際に風俗店で働いているキャストさんやスタッフさんにインタビューを行っています。Webマガジン『みっけStory』では、イベントや特集記事的なものを掲載しています。


――『みっけ』で編集を始められたのは4年前だとか。もともと、アダルト業界で働いていらっしゃったのですか?
いえ、これが全く。ただ、広告業界にはトータルで20年以上関わってきています。これまで某ブライダル情報誌だったり、様々な媒体を経験して、今の会社に転職しました。ちょうど、『みっけStory』が始まってすぐのタイミングでしたね。でも、面接に行った時点では、風俗求人媒体だなんて全く知らなかったんですよ。

――ええっ?!応募の時点でどんなサイトなのか知らなかったのですか?
求人サイトであることはわかっていましたが、応募した転職サイトには詳しくは書かれてなかったんですよね。それで面接の時に「風俗関係なんですが、いかがでしょう?」って(笑)。びっくりはしたんですけど、むしろ「やってみたい」って思いました。抵抗感は全くといっていいほどなかったですね。

――これまでと同じ広告媒体とはいえ、アダルト系となると勝手が違うと思うのですが、そこについても問題はなかったのでしょうか?
もともとインタビューが好きだったので、いろいろな方に話を聞けるのが楽しそうだな、と。風俗云々よりも、職種として興味深かったんですよね。エロい世界を覗き見る感覚ではなく、そういう仕事を選んだ方の人生やその人自身にフォーカスをする面白さを感じました。

――確かに『みっけ』のインタビューは、これまでの風俗業界の女性求人にはない、リアルな風俗キャストの姿が現れていますね。
そうかもしれませんね。その方の本質、内面に特化したインタビューを心がけていますから。プレイや単純な給料額などではなく、そこで働く女性やスタッフの方がどのように仕事に対して取り組んでいるのかをメインに据えています。

――実際に、インタビューを見てお店に入店したという女性はいらっしゃるんですか?
それが結構いらっしゃるんですよ!「風俗って意外に普通の子も働いているんだ、私もやってみようかな」って、悩んでいる女性の背中を押すきっかけになれば嬉しいですね。正直な話、求人広告ってどこまでが本当なのかなんて、わからないじゃないですか。でも、ああいう形でインタビューをすると、女性たちが一人ひとり違う考えを持っているのがわかるわけで。それに合わせていくらでも間口を広げられるのがうちの強みだと思います。


■風俗のマイナスイメージを払拭していくことも媒体の使命


――みやねぇさんにとっては、初めて接することになった風俗業界。入社した当初、戸惑ったことはありますか?
そこは業界用語ですよね。オナクラとか、M性感とか、聞いたこともなかったですから。でも、そこはネット社会になっていろいろ事前に調べられるようになったのが有難いところでした。

――実際、業界を見て「これは変えたほうがいい」と感じたものってありますか?
う~ん、事務所や待機室が汚いとか?(笑)。古いとかではなく、ゴミとホコリがすごいお店もありました。キャストに応募してくる女性の目線に立ってみると、そういう配慮もしていただきたいかな(苦笑)。

――あ~、ありますね。ペットボトルとかが散乱してたり(笑)
あとは、インタビューをお願いしていても、約束に関してルーズなお店も多いんです。キャストさんが寝坊したとか、行った先でドタキャンとか、スタッフさんがすっかり約束を忘れていたとか……。最初はやはりカルチャーショックでしたよ。そういうお店だと、真面目な女の子にとっては居心地悪いだろうし、次第にみんなそのルーズさに慣れてきてしまうと思うんですね。風俗業界のイメージを少しでも改善するには、こうした細かいところから変えていく必要があるんじゃないかなって、感じています。

――みやねぇさんの今の回答は、風俗業界の外にいたからこそ見える課題といえるかもしれませんね。
もちろん、綺麗な待機所や、丁寧に対応していただけるお店がほとんどですけど、お店によって、驚くほど意識や取り組みに差があるんですよね。そんな課題も把握したうえで、私も含め『みっけ』に関わるスタッフたちは、この業界を健全化させたいと本気で思っているんです。「風俗業界って、ルーズだよね」って思われたくないし、求人広告に騙されて「こんなはずじゃなかった」と苦しむ子をなくしたい。マイナスイメージとのギャップを埋める媒体でありたいんですよ。だからこそリアルな取材記事が大事。そこが他の媒体との差別化になっているかなって思います。



■業界経験がない分、フラットな視点で物事を見ることができる

――みやねぇさんが仕事に対して感じているモチベーションはどこにあるのでしょう。
人の役に立てることが素直に嬉しいですよね。自分が書いた記事をきっかけに女性が入店したとか、それが直接的にお店から知ることができるので。


――それは、みやねぇさんが、インタビューで女性たちの本音を上手く引き出せているからに他ならないと思いますよ。
ありがたいことに、取材の時に私が同性だからなのか、「凄く話しやすい」「なんでも言える」ってキャストさんから言われることが多いんです。


――確かに風俗系の媒体で女性編集者が取材をするって、珍しいですものね。
私は風俗経験もないし、この業界が長いわけでもない。だからこそ人対人で話せていると思っています。キャストさんを尊敬する気持ちもあるし、その方が頑張っていることや、目指す夢にもすごく共感できるんです。同時に、風俗業界の凄いところも疑問点も見えやすい。フラットな視点で捉えられるのは、逆に今の仕事にはプラスになっている気がしますね。


――今後、みやねぇさんは『みっけ』をどのような媒体にしていきたいですか?
風俗ってすごく大変なお仕事ですけど、安全なお店、働きやすい環境のお店に出会えれば、最短で夢を叶えるチャンスがあるんです。そのためには、媒体として世間のイメージと実際のギャップを埋めること。そして『みっけ』を見た女性がお店に応募をして、継続して働いてくれることがベストです(笑)。コロナ禍で業界が一度すごく落ち込んでしまいましたが、風俗が廃れることはありません。業界全体で一致団結して、風俗をますます盛り上げていければいいですね。

――では、最後にこのインタビューを読んだ方にメッセージをお願いします。
『みっけ』の取材コンテンツ「MyStory」とWebマガジン『みっけStory』は、読み物としても面白いサイトだと思います。ぜひ、覗いてみてください!



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